こんにちは、新宿区の神楽坂、江戸川橋付近で、筋膜リリースで整えるロルフメソッド(ストラクチュアル・インテグレーション)身体バランス調整する松本です。
「聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき」尹 雄大 (著)
を読んで思ったこと。
目次
「カウンセリング」が苦手です。
新規のクライアントには、施術前にカウンセリングシートを記入してもらい、悩みや症状を伺います。
でも正直なところ、僕はその時間が少し苦手です。
どうしても「体を確認した方が早いんじゃないか」と感じてしまうんです。
話を聞くことは大切だとわかっているのですが、どうも表面的な会話に感じてしまうんです。
こんなこと言ってはいけないのですが、普通会って5分くらいの人に、本当のことって話さないですよね。
こんなことを思っているから、表面的になってしまうのかも知れません・・・
施術中のコミュニケーションのほうがリアルだし、その人自身を感じることができるけど、それだけではないのでは?と思い、この本を手にしました。
共感してるつもりが、自分を見ている?
「共感してる!」と思っている時、実は自分のことしか見ていないことが多いんです。
例えば、相手が困っている話をしている時、自分の似たような経験を思い出して「わかるわかる!」ってなってしまう。
でも、それって実は自分の安心材料を見つけているだけで、相手のことを見ていないんじゃないかと気づきました。
相手の話を「ちゃんと分かる」ことと、自分の経験を重ねて「分かった気になる」ことは違うんだな、と感じたんです。
ジャッジを手放してみる
さらにもうひとつ大事だと思ったのが、相手の話を聞くときに「判断しない」こと。
私たちはつい、良いとか悪いとか、自分の価値観で相手をジャッジしがち。
でも、そのジャッジって、実は過去の経験から来ていることが多いんですよね。
今目の前で起きていることではなく、昔の失敗や傷ついた経験が引き金になって「反応」しているんです。これに気づくだけで、相手の話をもっとニュートラルに、聞けるようなるかも。
自分を観察することが大切
ではどうやって本当に聞けるようになるのか?
それは、自分の反応を観察すること。
相手の話を聞いていて「イラッ」としたり「なんか分かる!」って思ったら、それが今の自分に起きていることなのか、それとも過去の経験に反応しているのかを少し立ち止まって考えてみる。
このプロセスを通して、相手に対してより正直に共感できるようになるし、自分の反応に対しても冷静に向き合えるようになると思います。
最後に
聞くことって、実は奥が深いんだな、と改めて感じています。
私たちが無意識にしている「分かる」や「共感」は、ただの自分の反応に過ぎないことも多い。
でも、それに気づいていくことで、もっと相手の話をしっかり受け止められるようになるのかな、と思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。