【施術日記】70代、伝統芸能の深淵——「最後のピース」が埋まる瞬間に立ち会う

【施術日記】70代、伝統芸能の深淵——「最後のピース」が埋まる瞬間に立ち会う

今日は、日本伝統芸能の世界で声を出し続けておられる70代の方とのセッションでした。

非常に快活でエネルギーに満ちたその方は、興味深いお話をしてくださいました。

「50代の時はまだまだだった。60代、70代になってようやく、声が出るようになった。いつの間にか、最後のピースが埋まっていたんだね」

特定の瞬間に何かが変わったのではなく、年月をかけて積み上げてきたものが、ある時ふと「統合」されたというお話。
私たちが行っている10シリーズのセッションも、まさにその「最後のピース」を探す旅のようなものかもしれません。

本日のセッション(10シリーズの過程)では、下半身を中心にアプローチしました。 内転筋を丁寧に緩め、仙骨周りの制限を取り除き、足裏が地面を正しく捉えられるように整えていきます。

セッション後、その方は力強くおっしゃいました。
「足が、しっかりと下についている」

その安定感は、前傾気味だった上半身に確かな「垂直軸(ザ・ライン)」の兆しをもたらしました。
次回は上半身、そして「マウスワーク(頭部を身体の上に乗せるワーク)」へと進みます。

私自身、一回一回のセッションがお客様の人生の「最後のピース」を埋める一助となればと願いながら、今日もまた身体の深層部へと向き合っています。

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