【施術日記】古典芸能の仕事と「頭の居場所」の話。

古典芸能のお仕事をされている、とても素敵で朗らかな方です。
ポスト10シリーズ(全10回の集中ワーク)の2回目。
今日のテーマは「上半身」です。
お仕事柄、正座をして声を出す機会が多いせいか、どうしても上半身が少し前傾し、頭が前に出る癖がついていらっしゃいました。
【セッションのプロセス】
まずは背中周りへ物理的にアプローチし、頭が自然と後ろへ戻れるスペースを作ります。
その後、マウスワーク(口の中からのアプローチ)を通じて、感覚的に「正しい頭の位置」をインプットしていきました。
セッション後、立っていただくと……。
ご本人からは
「えっ、すごく後ろに反っている感じがする」という声が。
長年の「前傾」が当たり前になっていると、垂直な位置に戻っただけで「反っている」と錯覚してしまうのです。
【坐骨から上へ伸びる感覚】
「坐骨(座る時に当たる骨)を感じた時に、上へ伸びる感覚があれば、そこが正解ですよ」
そうお伝えすると、スッと納得されたご様子でした。
身体の感覚を大切にされている方なので、ご自身で「軸」を修正していく力は流石でした。
次回は1週間から10日後。
この「新しい頭の居場所」が、日常のパフォーマンスにどう影響しているか。
最終回に向けて、さらに磨き上げていくのが楽しみです。


