Advanced Practitioner

米国IASI公認アドバンス・プラクティショナー。

創始者アイダ・ロルフ博士、直弟子のニール・パワーズ氏、そして岡田氏へと澱みなく受け継がれた「身体構造の真理」を12年研鑽。

神楽坂の地で、その正統な教えを継承する数少ないプラクティショナーです。

【施術日記】頭の重さを「知る」ということ。デスクワーカーの彼女が手に入れた、新しい身体の知性。

【施術日記】頭の重さを「知る」ということ。デスクワーカーの彼女が手に入れた、新しい身体の知性。

お会いしたのは、長く通ってくださっているデスクワークの女性です。
最初にお会いした頃の彼女は、ひどい首の痛みに悩み、日常的に痛み止めを飲んでいらっしゃいました。
しかし今の彼女は、自らウォーキングを楽しみ、スッキリと引き締まった表情でセッションルームに現れます。

【身体が「自分で」修正を始めた証拠】
前回のセッションでは、歩く時に前もも(大腿四頭筋)を使いすぎる癖についてお話ししました。
今日、彼女の脚に触れて驚きました。
あんなに張っていた前ももが、驚くほど柔らかくなっていたのです。
「歩き方、変えましたよね?」 僕が聞くまでもなく、彼女の身体が、自ら効率的な歩き方を獲得した(釣り方を覚えた)ことを証明していました。

【「頭が重い」という、素晴らしい気づき】
セッションの終盤、彼女がポツリと言いました。
「なんだか、頭が重く感じます」 一見、ネガティブな言葉に聞こえるかもしれません。
しかし、ロルフメソッドにおいてこれは**「知覚の深化」**という大きな進歩です。
麻痺していた感覚が戻り、身体に対して頭がどこにあるのか、その重量を正しく認識できるようになった証拠だからです。

仕上げに頭部のワークを行うと、彼女は「あ、軽くなった!」と笑顔に。
重さ(重力)を感じるからこそ、それを「軽さ(リフト)」へと変換する準備が整うのです。

【共に創るセッション】
「ここが気になる」「こう感じる」とクライアントが教えてくれる。
それは、僕が一方的に「直す」のではなく、二人が対等な立場で身体の可能性を探求している証です。
この「共に参加する」関係性こそが、痛み止めに頼らない、一生モノの身体を作るための土台なのだと改めて感じた一日でした。

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