エネルギーの流れに合わせると、体は整う

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高尾山で確かめた回復
久しぶりに体調が戻ってきたと感じ、骨折以来初めて「ちゃんと歩く」ことに挑戦しました。行き先は高尾山。往復で登って降りる、シンプルな挑戦です。
いまの高尾山は稲荷山コース(稲荷堂)が閉鎖されていたり、6号路が登り専用になっていたりと、少し不便さはあります。ですが、サポーター無しで自分の足で登り、頂上まで行き、また下山できたことは大きな収穫でした。
翌日の状態も軽い筋肉痛程度で、特に問題なし。自分の身体が「通常運行」に戻ってきた感覚を得られ、とても嬉しい出来事でした。
太極拳の教室での学び
登山の翌日は太極拳のレッスン。そこで先生から、「秘伝だよ」という形で伝えられた文章を手にしました。これは、口伝をベースに整理されたもので、要点はこうです。
すべての動きは脊椎から始まり、腰椎・骨盤を通じて行う。
つまり、身体の中心である骨盤・腰椎を土台にして、動きも力も受け取り、脊柱を中心に動かしいくことが大切だということです。
施術スタイルの変化
僕自身、最近の施術でも大きな変化を感じています。
流沙を学び始めた当初は、形を重視してクライアントさんに「形にはめた動き」を強く求めていました。ですが、今は「必要な部分だけ動けばいい」と思えるようになりました。
さらに、今感じているのは「力の流れ」です。ニール氏が語っていたように、手と手の間に流れる力、身体全体を貫くエネルギーの流れを、僕自身のタッチで感じ取り、それに合わせて施術する。
そうすることで、クライアントさんの身体が自然に整っていくことを実感しています。
エネルギーと中心軸
太極拳の教えも、施術の体感も、最終的に共通点が見えてきたのは「腰椎・骨盤を軸にすべての力を受け取る」という点でした。
- クライアントに流れるエネルギーを感じる
- その流れに自分の身体(特に肘や中心軸)を合わせる
- 空間全体の流れに順応させていく
この3つが重なったとき、施術はただの「操作」ではなく、エネルギーの流れに同調した自然な「統合」となります。
まとめ
高尾山での「身体の回復」を確かめる体験と、太極拳や施術の学びは、一見別々のことのようでいて、実は同じ方向を示していました。
それは 「中心(腰椎・骨盤)を基点に、流れるエネルギーに合わせること」。
この最適解をもとに、これからも施術と学びを深めていきたいと思います。