今日もお読み頂きありがとうございます。伝統的ロルフメソッドを施術するS.I.プラクティショナー松本です。
本日は姿勢についてです。
先日のクライアント様とのお話の中で、このメソッドで提供出来る姿勢の定義が腑に落ちたので書いてみました。
クライアント様のゴルフ仲間の方から姿勢が、よくなったと言われたそうです。
これは単に、背筋が伸びているとかいうだけでなく、「歩き方、佇まいが自由な感じ」と言われたそうです。
実際、この方は第6セッションまで進んでいまして、下半身のあり方に変化が生じている過程の段階でした。
また、この方自身も、今まで肩に力が入って生活していた事や、歩き方についてもいろいろな気付きを得てました。
その段階で頂いた言葉「歩き方、佇まいが自由な感じ」という言葉に、私自身もとても喜びを覚えました。
なぜなら、このワーク自体がそこを目的にしているからです。
手に入れる自由な姿勢?
世の中には、猫背を矯正するですとか、姿勢矯正のためのメソッドは多くあると思います。
このロルフメソッドでは、姿勢がよくなるなることは、過程の段階のお話です。
その先にあるものを目指しています。
その先にあるもの?
あるものとは、自由な身体を手に入れてもらい、その人らしい生活、人生を送って頂く事。
特に、精神的なアプローチをする訳ではありません。
こころと身体は繋がっているとよく言われていますが、私がアプローチするのは身体。
その身体が整っていくことによって、その人らしくなっていくと常々思います。
最近読んでいる本でこのような言葉が載っていました。
動きが心をつくる 身体心理学への招待 春木 豊 著
心の状態が姿勢を作ることもあれば、姿勢が心を作ることもある。例えばうつの心理状態では誰でも経験していることであるが、とかく胸を狭め、前かがみの姿勢にあり、うつむくのである。逆にすでにみてきたように、うつむく姿勢をとるとうつの気分がかもしだされてしまうのである。このようにうつの気分とうつむく姿勢は切っても切れない関係にあるといってもよい。
この文章から見ても、身体を整える⇒心を整える事に対して、有効なアプローチだということが言われています。
確かに、体調が悪い時には、いい判断、パフォーマンスも落ちます。
逆に、いいときとは何事もスムーズに物事が進みますよね。
運気とまでは言いませんが、大きく影響はありそうです。
物事をいい方向に進めたいとき、もちろんそのことに対して行動はしますが、身体を整えることも重要なのかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました。