昨日の教室で出会った言葉「元陽の気」

昨日の教室で出会った言葉「元陽の気」

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昨日のレッスンで出会った言葉「元陽の気」

こんにちは、新宿区の神楽坂、江戸川橋付近で、ロルフメソッド(ストラクチュアル・インテグレーション)身体バランス調整する松本です。

昨日、久しぶりに太極拳のレッスンに出てきました。
そこで先生から教わった言葉が、とても印象的だったのでシェアしたいと思います。

それは 「元陽の気(げんようのき)」
先生はこれを「元気のもと」ではなく、
“上に上がっていく感覚” と表現されていました。


力を抜くと起こる、不思議な「上昇」

太極拳の練習をしていると、たまに起こることで、全身の力を抜いてみると、
身体が崩れるどころか、むしろふわっと上へ伸びていく感覚があります。

これは、よくエネルギーワークで言われる トーラス的な流れ にも似ています。
地面からエネルギーが下腹(丹田)に入り、そこから背骨を通って上に上がっていく。
その上昇の流れを身体が自然に受け取るような感覚です。


ロルフ博士の言葉とも響き合う

この感覚は、ロルフメソッドの創始者アイダ・ロルフ博士の言葉とも重なります。

“In a human being there is something that wants to go up, and gravity is the antagonist to this urge.”
「人間の中には“上に昇りたがっている何か”があり、重力はその衝動に拮抗するものである。」

普段は重力に引かれることを意識しがちですが、
実際には 内側から「上に昇ろうとする衝動」 が働いていて、
その起こりみたいなものをキャッチできると、身体の感覚が大きく変わるのです。


内側からの循環に従う

もうひとつ印象な言葉は、ピーターメルキュア(アイダロルフの弟子)の言葉です。

“The body follows moving sands inside.”
「身体は内側の動く砂に従います。」    ピーターメルキュア

という表現です。

太極拳の「元陽の気」も、ロルフメソッドの「上昇の力」も、
結局は 内側から立ち上がる流れ=下から上へ昇り、また巡っていく循環 を感じ取ること。

外から無理に変えようとするのではなく、
自分の身体の奥にある自然な流れに気づくことが、
姿勢や呼吸を根本から整えていくのだと感じました。


まとめ

昨日のレッスンで聞いた「元陽の気」という言葉。
それを試しに身体で感じてみると、
まるでトーラスのように下から上にエネルギーが昇る感覚がありました。

力を抜くと崩れるのではなく、むしろ上へ。
その上昇の感覚に気づくことこそが、太極拳やロルフメソッドに共通する大切な学びだと思います。

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