【施術日記】スマホの重さと「右腕」のねじれ。構造で支えるという心地よさ。

【施術日記】スマホの重さと「右腕」のねじれ。構造で支えるという心地よさ。

10シリーズ(ポスト10)のセッションでした。

本来は全体のバランスを統合し、まとめあげていく段階でしたが、クライアントさんから「右前腕のこわばりと痛み」についてのご相談がありました。

セッションで筋膜を緩め、構造をニュートラルに戻していくのはもちろんですが、やはり改めて感じるのは「日常の癖」の大切さです。

セッションルームで過ごす1時間よりも、それ以外の「23時間の使い方」が、私たちの身体を形作っているんですよね。

目次

■ 前腕に隠れた「ねじれ」のサイン

なぜ、右腕だけがこんなに張ってしまうのか。 その答えを探していくと、現代の私たちにとって切り離せない「スマホ」の存在が見えてきました。

最近のスマホは性能が上がり、その分、少しずつ重くなっています。

特に女性の手には、その重さを支えるだけでかなりの負担がかかります。

無意識に手首をキュッとねじって持っていませんか? その小さな「ねじれ」が、前腕にある橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という2本の骨のバランスを崩し、筋肉を強張らせる原因になっていたのです。

■ 身体が喜ぶ「一直線」のルール

セッションの中で、クライアントさんと一緒に見つけた「いちばん楽な持ち方」のコツを共有しますね。

ポイントは、「中指」と「前腕」を一直線上に使うことです。

腕の骨の構造に合わせて、中指までが一本のまっすぐなラインを描くように意識してみてください。

「ねじるのをやめよう」と力むのではなく、例えば小指をスマホの下にそっと引っ掛けて、骨の構造で重さを支えてあげる。

これだけで、頑張って支えていた前腕の筋肉が、ふっと緩んでいくのが感じられるはずです。

■ 「構造」が整えば、軸は自ずと現れる

以前の記事でもお話ししましたが、良い姿勢や使い方は、自分で無理に「作る」ものではありません。

土台となる構造が整い、骨があるべき場所に収まれば、軸(ライン)は自ずとそこに「現れる」ものです 。   

スマホを持つその手も、構造に沿った自然なラインに身を任せてみてください。 「頑張らなくていいんだ」と思える瞬間、身体は本当の意味で自由になれます。

■ 最後に:右手と仲直りする習慣を

もし今、この記事を読みながら右手に違和感があるなら、一度スマホを持つ手を眺めてみてください。

「あ、今ちょっとねじれてるな」と気づくだけでも、それは身体をいたわる第一歩になります。

中指と前腕をまっすぐに。 そんな小さな工夫で、あなたの毎日はもっと軽やかになるかもしれません。 日々の何気ない動作の中に、心地よい「構造の正義」を見つけるお手伝いを、これからも続けていきたいと思っています。

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