【施術日記】身体が「なめらか」に動き出す。10シリーズ後の再会と、骨盤の水平。

12月に10シリーズを終えたお客様から、メンテナンスのご連絡をいただきました。
こうして卒業後も、ご自身の身体の「現在地」を整えるために戻ってきてくださる。その信頼に応えられることは、施術者として何よりの喜びです。
目次
■ 忙しさは、身体の「傾き」に隠れていました
状況を伺うと、ここ最近、低い姿勢での作業が続いていたとのこと。
その影響で背中の張りや腰の痛みが現れ、さらには走る際の左ふくらはぎの違和感まで出ている状態でした。
お身体を拝見すると、胴体(体幹)部分、特に腎臓の後ろあたりに、忙しい日々を物語るような強い「こわばり」が見て取れました。
セッションルームで過ごす1時間よりも、それ以外の「23時間の使い方」が、私たちの身体の構造を形作っています。
■ 痛みの連鎖を紐解く:骨盤の前傾
今回のポイントは「骨盤」でした。
低い姿勢での作業が続いたことで、骨盤が不自然に前に倒れる「前傾」の状態に。
骨盤が前に倒れると、身体は倒れないように背中の筋肉を無理に緊張させて支えようとします。
その過剰な緊張が下へと伝わり、ふくらはぎの張りとして現れていたのです。
■ 「水平」な土台を取り戻す
セッションでは、まずガチガチに固まった体幹を緩め、深い呼吸が「骨盤の底」まで届くように整えていきました。 前後左右のバランスを丁寧に読み解き、骨盤を本来の「水平」な位置へ。
土台が安定し、足が正しく地面を支えられるようになったところで、全身を一本の軸へと統合していきました。
■ 「なめらかになりました」という響き
セッションを終えて立ち上がった時、お客様がふと仰いました。
「『なめらか』になりました。骨盤の位置が、さっきと全然違いますね」
感覚の鋭いお客様だからこその、本質的な言葉。
骨盤という土台が水平に整い、重力と調和した瞬間、身体は余計な力みを捨てて、文字通り「なめらか」に動き出します。
1週間後、どのような変化が身体に馴染んでいるか。またお会いするのが楽しみです。

