【施術日記】80代の身体が思い出した「すっと」立ち上がる軸。確定申告の疲れと足元の不安。

神楽坂・江戸川橋でロルフメソッド(身体の軸を整えるワーク)をしている松本です。
今日は、1月に「10シリーズ」を卒業された80代女性のフォローアップセッションでした。 卒業後も健やかに過ごされていたのですが、この時期ならではの理由でお身体に「力み」が出ていました。
「確定申告の作業で忙しくて、なんだか身体が重い」 「足元がふわふわして、膝の下がしびれる感じがする」
そんなご相談からセッションが始まりました。
■ 身体の読み解き:デスクワークで「浮いて」しまった重心
お身体を拝見すると、慣れない事務作業による前傾姿勢のせいで、胸郭(胸の周り)がガチッと固まっていました。
胸が固まると呼吸が浅くなり、結果として重心が上に「浮いて」しまいます。重心が浮くと、本来地面をしっかり踏み締めるべき足元の安定感が失われてしまうのです。
特にもともと膝に不安がある方の場合、足首が地面を捉えられなくなると、痛みやしびれを助長する原因にもなりかねません。
■ セッション:もう一度「重力」と仲良くなる
今回のワークでは、浮いてしまった意識と重心を、もう一度「足元」へと繋ぎ直す再構築を行いました。
1. 背中の解放: 緊張で硬くなった背中をリリースし、肺が広がるスペースを確保。深い呼吸を促します。
2. 足底の安定: 足首から足裏の筋膜を調整し、しっかり地に着く「接地感(グラウンディング)」を復活させます。
3. 垂直軸の統合: 全身を一本の軸へと繋げ、重力に対して最も効率的に立てるよう調整します。
■ 椅子から「すっと」立ち上がった瞬間
セッションの最後、椅子から立ち上がるその瞬間に、素敵な変化が訪れました。
ご本人は全く無意識だったようですが、**「すっと」**何の力みもなく立ち上がられたのです。それは、私たちが理想とする垂直な軸(ザ・ライン)が身体を貫いた瞬間でした。
「あ、足がしっかりついている」
その実感こそが、80代の健康と「歩くことへの自信」を支える最大の土台になります。
■ 年齢に関係なく、身体は応えてくれる
年齢を重ねても、身体は整えることで本来の美しさと強さを取り戻します。 「最近、歩くのが不安」「足元が頼りない」と感じる方にこそ、この100分間の変化を届けていきたいと改めて感じたセッションでした。
どこに行っても取れない“謎の違和感”、あなたも一度「軸」から見直してみませんか?

