「胸を張る」が首を固める?表現者のための、本当の垂直軸。

舞台や声で表現をされているプロの方のセッションでした。
お悩みは「首がバキバキに凝っている」とのこと。
一見、首そのものに原因がありそうですが、身体を詳しく見せていただくと、原因は**「右足の足首の癖」**にありました。
【「正しい姿勢」の罠】
ワークを進める中で、面白い検証をしました。
多くの女性、特にデスクワークで姿勢を気にされている方は、シャキッとしようとして「胸を上にピッと張る」癖があります。
今回のお客様もそうでした。
でも、実はこの「胸を張る」動作が、首の張りを引き起こしていたのです。
【足裏から繋がる感覚】
いつものように「胸を張った状態」で立ってもらう
足の裏から力が頭まで突き抜けるかを確認する
結果は、「伝わってはいるけれど、本当の意味では繋がっていない」というものでした。
そこで、右足の舟状骨や楔状骨、股関節、骨盤を丁寧に整え、**「下半身の上に、ただ首を乗せる」**状態を作りました。
【ストレートネックへの回答】
先日、美容室でも「ストレートネックって治るの?」と聞かれましたが、答えはここにあります。
首を揉むのではなく、足元と骨盤を整え、重力に対して首が最も楽な場所に「置かれる」ようにする。
これこそが、構造からストレートネックを解消する仕組みです。
セッション後、お客様からは**「足の裏から頭まで、一本の線で繋がっている感じがする」**という言葉をいただきました。
「いつも胸を張りすぎていたんですね」と笑うお客様の立ち姿は、無駄な力が抜けた真の「垂直軸」へとアップデートされていました。

