こんにちは。お読み頂きありがとうございます。伝統的ロルフメソッドを施術するS.I.プラクティショナー松本です。
先日、友人のFB投稿に、SIというボディワークの本質が書かれた文が載っていました。
そうそう!こんなこと感じていた!!っていう感じで、しばらくの間、頭から離れませんでした・・・
施術しながら、「本当の目的は・・・」って・・・
もやもやしていた事を、言語化してくれた投稿です。
目次
どこまでわかりやすく、受け入れやすくするものなのか?
施術をはじめた一年目は、腰痛、肩こりが改善!!なんてことを推してました。
施術をしていく過程で、そのような痛みや症状が無くなっていくし、そのような事が世の中で求められているだろうと。
でも、ちょっと違うんです。
本当は、違う景色を体験してもらいたくて施術しているって言うのが、正直なところです。
それは、統合状態。
この施術は、統合を目的としています。
統合・・・・?。
統合って、どんな状態か?
個人的な体験を基にした感想ですが、身体面では「空っぽ」という感覚で、心理的な面では、とても安定感があり、落ち着いている状態です。
このようなことを口にしなかったのは、胡散臭いって思われそうだし、スピリチュアル側な事をしていると、思われたくなかったからです。
そんなわけで、「みんな色んな事を感じますね」とか「人それぞれですね」と答えて、やり過ごしていた気がします。
今でも、上手く答えられていません。
最近、こんな事を考えながら、施術しています
精神的、心理的、身体の機能的なことなど、さまざまな興味を持って、クライアント様が、当セッションルームへいらっしゃいます。
どんな人が来ても、統合に向かってワークします。
こんなことを書いたのは、痛みに対処する医療的なスタンスではなく、違う方向性を目指していますということを、はっきりしたいなと思ったからです。
ただ、痛みがある状態では、統合出来ないので、その問題には向き合います。
なんで痛みが無くなるのか?
なんで、痛みが無くなるのかという質問が湧いてくる人もいると思います。
それは、身体の重心線を作り(身体の配列を組み直し)、後は重力によって改善していく施術だから。
資格取得時に、海外インストラクターが、「セラピストは重力」と言っていました。
その時は、腑に落ちていませんでしたが・・・
今は強く感じています。
やっぱり、経験です。
創始者は、このように言っています。
人間は勝ち目のない重力との戦い、それは、ある人にとって腰や背中の激しい痛みという形であからさまに崩れた体形として、またある人には、あからさまに崩れた体形として、または慢性の疲労感として現れる場合もあるでしょう。またある人は、それを自分を取り巻く環境への絶え間ない不安として感じているかもしれません。
人は40歳を過ぎ、このような変化が自分の身にふりかかっても、「年のせいだから」と言って片づけてしまっているようですが・・
しかしながら、今述べてた様な全ての兆候は、それぞれの人に共通して存在する問題点を指示しているように思われるのです。そしてそれは、あまりに顕著に彼らの身体に表れているために、また、周りを見回しても皆がそうであるために見過ごされてしまっているのです。
つまり、彼らのからだがバランスを失っているということです。
人々は重力を敵にまわして、戦っているのです。
アイダ・P・ロルフ
以前の資料を見返し、眺めていると、色々な気づきが。
その時は、心の琴線に触れなかった事が、触れるようになるんですね。
少しでも多くの方に、統合という価値観を共有し、重力を味方につけた生活を送って頂けるよう、これからも施術していきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。