目次
習得の仕方
ここ数年で、ようやくこのパターンではうまくいかないことに気づき、シフトしている途中です。
まだまだですが・・・
そんな中、こんな本を読みました。
何かを習得したい人、パフォーマンスを最大限に発揮したい人にお勧めです。
みすず書房
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経験から知恵を引き出すことに意味がある。
著者は、学習には二つのパターンがあると言っています。
①結果のみに焦点を当てる
例えば、テストのための勉強は、いい点数が取れても、何一つ学んでないし、何より学習の価値を認識できていない。
②結果ではなく、その経過(学ぶの過程)に焦点を当てる
経験から、知恵を引き出せる人ならば、道を免れることなく最後までその道たどり着ける。
世の中で求められているのは、①の結果がすぐ出るやり方。
でも、その先はない。
②のような学習をしていると、物事の本質にたどり着ける。
僕を含め、今の世の中は、こっちの価値観が必須になってきているような気がします。
良いパフォーマンスを引き出す方法
そして、その実力を常に発揮できる人になるには・・・
著者は。「プレシャーの中で、自分自身の力を発揮するのは当然として、しっかりした日常を送ることで、備えることが出来ると。
まるで呼吸をするのと同じように、ごく自然なものとして今の瞬間に心を留めれるようなならなくてはならない。」
と言っています。
そして、集中状態(ゾーン)を作るには、ルーティーンを作るのが効果的。
4、5ステップの行動パターンに組み込むを日常に取り入れることで、(ゾーン)に入りやすくなる。
例えば、
①十分間、同じ質の軽食を取る
②15分間瞑想をする
③10分間、ストレッチをする
④自分にとって心静かに集中できる何かをする。(ジョギング、水泳、クラシック音楽鑑賞など)
ルーティーンを取り入れるのは効果的でした。
自身を振り返ってみると、毎朝走って太極拳の套路と気功運動をしていました。
これをしないと、施術する身体にならない気がするので、毎朝の日課にしています。
不思議と、この過程を踏むと自分の体調などを観察できます。
このルーティーンを始めてから、施術のぶれみたいなものが少なくなっている気がします。
そして、この繰り返しによって得られる気づきが多い。
それは、ロルフメッソドや、太極拳、ヨガなどの古典的な身体を動かすもの根本原理は一緒だということ。
人間の身体なのだから、一緒じゃないほうがおかしいいのかもしれません。
そんな感じがしています。
物事の習得に近道はない
私事ですが、英語を習っています。
その英語のレッスンで言われるのは、「なんとなくではなく、人に説明でいるくらいまでにしてください」と言われます・・・
僕の勉強の仕方は、覚えるための反復⇒このパターンがとても得意。
でも、その先にあるなんで?本当に?という感覚が欠けています。
こうやれば正解、間違えないみたいな答えをすぐ求めてしまいます
これって、いい点を取るためだけの勉強方法。
上記の①ですね。
だめな方です。
というわけで、ぼく自身まだまだできているわけではないですが、この二つは重要です。
①結果ではなく、その経過(学ぶの過程)に焦点を当てる
②日々の安定した状態に自分を持っていくルーティーン
この二つを日常に取り入れることによって、持続的な習得体勢が構築できそうです。
まだまだ、今までのパターンから抜け出せているとは言い難いものがありますが、少しずつシフトしていきたいです。
体験談を頂きました。
こちらのクライアント様は、ご家族の紹介で10シリーズ。
高校3年生で、部活動を引退し、これから受験勉強というタイミングでのスタートでした。
武術系の部活をしていたということもあり、身体の感覚が良く、そして各セッションの意図している目的も身体で感じ取っているように見えました。
僕も、10代でこのような身体感覚を持ち、このワークを受けていたら、少し違った20代、30代を迎えられていたような気がするなぁ。
なんてことを思わせてくれたクライアントさんでした。
10シリーズのお付き合いありがとうございました。
10代男性 学生 身体の安定感は精神面の安定にも直結した。
Q10セッションはどのよう経験でしたか?
Q身体の変化、心境の変化等がごさいましたら、お聞かせ下さい