今日もお読み頂きありがとうございます。伝統的ロルフメソッドを施術するS.I.プラクティショナー松本です。
重いもの持ち上げた途端、腰が痛くなったありませんか?
世にいう、ぎっくり腰。。
ぎっくり腰とは急性腰痛症とよばれるもので、急に腰部に激痛がはしる症状として有名です。
ふとした瞬間や、急な動作、重い荷物を持とうとしたとき、
体を回旋(捻った)ときなどにその場にうずくまらなければいけないほどの激痛が走ると言われています。
あまりにも強い痛みが急にやってくることから
欧米ではその病態から「魔女の一撃」 とも呼ばれています。
椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節捻挫と呼ばれる症状で起こる場合もあるとされるものの、
多くは原因が分からず、 やはり非特異的腰痛症と呼ばれることがあります。
寒い時期の朝になりやすく、また、呼吸と合っていない力を入れてしまった時に起こると言われています。
昨今の研究でも明らかになっていますが、起きぬけは椎間板が傷つきやすいのです。
起きぬけは椎間板が傷つきやすい・・・
では、どのようにすればいいのでしょうか?
ポイントは、緊張状態で、かつ身体の構造に合っていない動きをしない事です。
腰で持ち上げるのでなく、身体全身で持ち上がる
以下のポイントを押さえれば、未然に防げます。
- 骨盤に息を入れるように呼吸する。
- 荷物の真正面に位置づけ、肩の力を抜く。
- 胴体をねじらない。
- 前かがみになるときは、膝と股関節を使う。(膝で持ち上げる)
- 触れている物を自分の身体の一部に感じながら。
最後の触れている物を、自分の一部のように感じながら。
ですが、はてなマークが浮かんだのではないでしょうか?
このタッチは、合気道で相手をコントロールするのにこの原理が利用されています。
相手と一体化する⇒まるで相手が投げ飛ばされたがっているいるかのように、本能的に従ってしまうのです。
自分が触れている物を感じようとすると、無意識に握った手も緩みます。
手が緩めば、腕や肩が自由になって、物の扱い方が変わります。
もっと簡単な言い方をするとしたら、触れているのではなく触れられている感覚です。
普段よりも、物を扱う時のわずわらしさが消えるかもしれません。
この感覚を利用すると、洗濯、掃除、スポーツなど皮膚による感覚に参加を促せば、
自ずと身体コンディションの向上が図れます。
まとめ
腰痛、肩こりなどの慢性的な痛みは、普段の身体(姿勢、使い方)」から来るものが、
ほとんどです。
手の感覚や足の感覚を触れているから、触れられているに置き換えても、
格段に身体の使い方は変わると思います。
まずは、自分がどのような体の使い方をしているのかを知る事が、一番の近道なのではないでしょか?
最後までお読み頂きありがとうございます。