「真っ直ぐ」を卒業する。身体の真ん中で、微細に揺れている感覚。

昨日は、10シリーズを終えて定期的なメンテナンスに通ってくださっているお客様のセッションでした。
ヨガを日常に取り入れ、身体感覚が非常に鋭いお客様。
その向上心には、いつも私自身が良い刺激をいただいています。
■ 消えていく「左右差」と、足の裏のコア
お会いするたびに骨盤の左右差が消え、身体が中心に寄ってきているのを「シーイング(観察)」でもはっきりと感じていました。
今回はさらにその精度を高めるため、内転筋(太ももの内側)へアプローチ。
両足の裏がしっかりと「コア」で地面を捉え、重力に対して左右差なく立てるように構造を整えていきました。
■ 「真ん中で、微細に揺れている」という初めての感覚
セッションの最後、立っていただいた時の感想がとても印象的でした。
「足がピタッと地面について、緩んでいる。そのおかげで、身体の真ん中で微細に揺れている感覚があります。こういうのは、初めてです」
そして、こう続けられました。
「今までは『真っ直ぐ』というのを、自分で力強く決めて、固めていた気がします。でも、今はそんなことをしなくていいんだ、と感じられて……。それがちょっと嬉しいです」
■ 構造が整えば、軸は自ずと現れる
姿勢を「作ろう」として筋肉を固めてしまうと、身体は自由を失います。 本来「軸(ライン)」というのは、自分で決めて固定するものではありません。
土台が整い、骨があるべき場所に収まれば、軸は自ずと「そこに現れる」ものなのです。
自分で決めなくていい。ただ、そこにある軸に身を任せる。
そんな「楽な強さ」を、これからも皆さんと探求していきたいと思っています。


