「ただの圧で押さない」という決意。距骨から引き上がる力と、待つタッチ。

今朝、太極拳をやっていて、ある感覚がふと腑に落ちました。
足の裏、距骨から力が引き上がり、全身に内圧が満ちていく感覚。
先輩から言われた
「くいだおれ人形が下から風船の圧力でパーッと立ち上がるようなイメージ」という言葉が、
ようやく自分の体の中で形になった気がします。
地面を踏み込むのではなく、下からの圧を吸い上げ、自分の軸(ライン)にとどまる。
これは、僕がロルフメソッドのワークでずっとテーマにしてきた「待つ」という姿勢と、深くリンクしていました。
実は先日、セッションの中で「少し力が強くて痛かった」というフィードバックをいただいたことがありました。
「また、力でしてしまったな」 そんな反省とともに思い出したのは、かつて講師から言われた「これは推手(太極拳の対人練習)だよ」という言葉です。
推手の本質は、相手を力で制することではなく、ただ相手に「合わせる」こと。 相手の重たいところを感じ、そこに自分の中心を置いて、ただ寄り添う。
「合わせる」という一点に集中できれば、無理に押す必要はなくなります。 自分の体の中に軸を保ち、相手の内面にある重心や、動き出そうとするポイントを静かに観察する。
すると、相手の体は自ずと変化を始め、心地よい解放へと向かっていきます。
以前も同じことに気づいたはずなのに、つい忘れて「力」に頼ってしまう自分がいました。
自分の体を相手の内面にそっと合わせていく。 相手が変化するのを、ただ静かに待つ。
その「タッチの深さ」を、もう忘れないように、さらに追求していきたい。 太極拳の動きの中で、改めてそう思いました。


